ムクドリのみずあそび・・・いやっ, かゆ〜いの〜ッ!かな?
2021.06〜2021.08
 

ムクドリのみずあそび-1---------Oohiki-0017ico

ムクドリのみずあそび-2---------Oohiki_0018ico

ムクドリのみずあそび-3---------Oohiki_0018ico

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いつもは真夏の暑い日に時々今年生まれたと思われる幼いスズメが水遊びにやって来る水場(庭の小さな池の水を循環している)に六月頃から見かけない鳥がやって来てスズメよりずっとダイナミックに水を飛ばしながら暫く遊んでゆく姿を目にするようになった、調べてみたところ特徴からムクドリの若鳥(今年生まれと思われる)らしい事がわかった、

スズメよりふたまわりほど大きく、くちばしと足が鮮やかなオレンジ色で成長してもその色は変わらないが体の色は若鳥は緑がかった茶系の美しい色をしているが成長すると地味なグレー〜ダークグレーや褐色に変わるらしい。

ムクドリの鳥名や習性はよく知っていたが、姿をハッキリ見たのは生まれてか初めてだ、第一印象は若鳥なので美しい鳥だなと感動した、

ムクドリは夕方、駅前の街路樹に大量に集って糞害や鳴き声の騒音が問題となることもあるが、大群が空を飛ぶ様子は巨大な生き物が空を自由自在に動き回っているように見える、海のイワシの大群のイリュージョンと似ている。

ムクドリの大群もイワシ大群もリーダーや指揮官的なものが存在しないらしいが、見ているとまさに神業としか思えない動きだ、ムクドリの大群が鳥同士の間隔がどの程度の間隔で飛んでいるかわからないが密集度からして上下左右わずかな間隔で飛行している感じだ、そしてその動きは急に方向を変えたり大群の形を瞬時に自在に変えて予測不能なトリッキーな動きをしている、なのに全く接触事故を起こさないほんの一瞬でも接触したら墜落か、大群か乱れるはずだけどまったく乱れない、奇跡の集団飛行だ!

そして、見かけるのはいつも夕方から夜とか、大群で遠くの空を飛んでいる様子だけだったので今まで個体のムクドリを見たことがなかった。

もともとは田んぼや畑の害虫を食べてくれる益鳥だったが、畑や田んぼ、林が少なくなったため、天敵から身を守るため明るく人がいる駅前の街路樹が安全な場所として認識され夜の寝ぐらとなったようだ。

ところで、みずあそびにきているものとばかり思っていたムクドリ、もしかしたらみずあそびをしなければならない深刻な事情があったのかもしれない、それは何かとても体がかゆいのかなと思われたかゆい虫が体に付いていてかゆくてたまらず水を浴びて振り落としていたのかも知れない、、、、、と思った。

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